娘のマンション探しその後

娘夫婦のマンション探しその後。

お婿さんのご両親の、この古いマンションに
住んでいいよ、売っていいよ、元手にしていいよ発言は、
でもそう易々とはいや一切息子に譲る気はないよと
読み取らなければ駄目だったらしい。

 

娘はそんな含みがあるとは知らず、ぬか喜びをした自分を恥じ、
こんな難解な日本語を話す夫の親の世話になれないと
今住んでるお婿さんの親名義のマンションを引っ越すことに決めた。
蓄えの一銭もない甲斐性なしで、親に何も言えない不甲斐ないお婿さんとは
取り敢えず別居で。

 

今日、早速一人暮らし用の賃貸物件を見に行った娘。
決めたら早い。早過ぎる。

 

でも、思い起こせば、
今までに何度かお婿さんからも煮え湯を飲まされている娘は
最悪?のパターンは想定済みだったのか、
お正月、家族そろって和やかにおせちを囲んでる時に、
自分用のマンションのために貯蓄を頑張っていると
至って明るく意味深なことをぼそっと言っていた。

 

自分用?・・・息子夫婦も私達も驚きながら、
自分用ってどういうこと?と突っ込むが、
娘はそれ以上何も言わなかった。

 

私の親は結婚する時にまとまったお金をお祝い金にくれた。
(就職してから食費として入れていたお金にプラスして)
家を買う時も私達が用意していた金額より倍以上の援助をしてくれ、
一件目の家はそれを頭金にローンを組んだ。
最初にそういう親からの助けがあって今の家にたどり着いた。
親には感謝しかない。
なので、私達夫婦も無い袖は振れないが、
振る袖があるなら私が親にして貰った同じことを、
子供たちの節目にしてあげたいと思っている。

 

今回の娘夫婦のマンション探しのすったもんだ。
振る袖があろうがなかろうが親それぞれの考えがあるのは当然だ。
なので、向こうのご両親、難解な日本語ではなくきっぱりと、
このマンションはあてにするな!と釘を刺してくれていたら・・・
(なんせ、あなたたちの息子がゆくゆく僕の物と言って憚らなかった)
なんとも罪作りな言い回しをされたものだ。

 

そして、傍から見ると
金の切れ目が縁の切れ目のように映るかもしれないが、
娘にしてみれば結婚以来のお婿さんへの積年の鬱憤が、
これを機に別居という決断を促したのだろう。

 

このまま離婚になるのか、
それとも案外元の鞘に収まるのか、
いずれにしても、私はただただ娘の幸せを願うだけ。

 

 

 

 

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