私より年配の女性

久しぶりの雨の朝である。
相変わらず寝て食べて泳いでの日々。


先日、スーパーで鰯を吟味?して選び、
次の食材売り場に移動しようとすると、
明らかに私より年配の女性に声をかけられた。

「今買った鰯はどうやって食べるの?」

えっ?この小柄な後期高齢者の女性は、
ワンパック 7,8匹入った198円の小鰯を真剣な眼差しで
選んでいた私を一部始終見ていたのか?


前期高齢者の私、梅干し煮が好きなんで・・・。
作り方も聞いてきた。
いつも適当な分量でしか作っていない。
普通の煮魚に梅干しを入れる感じですとしどろもどろ。
でも、小鰯のレシピはあなたのほうが詳しいのでは?


先日、ジャグジーにボーと浸かっていたら、
離れて座っている普段会釈をしたりしなかったり程度の
また私より年配の女性が近寄ってきて、
唐突にそして旧知の間柄のように耳元でこう言われた。

「阪急神戸三宮駅ビルの上の階のレストラン美味しいよ」

「はぁ、さいですか」と答えたものの、
その後の言葉が続かない。
ジャグジーで弛緩しきっている私を見て、
いったい誰と勘違いしたのか?
だが、その後期高齢者の女性はそれだけを言うと
すーと元居た場所に戻って行った。


この二件、
見られていないと思っている自分の姿を見られていた。
”壁に耳あり障子に目あり” の気分。


そうかと思えば、スイムトレーニングで
先頭になって張り切って泳ぎ切り、
一緒に泳いだ人とやり切った感で悦に入ってる時に、
隣のレーンで泳いでいた

これまた私より年配の女性=後期高齢者


「あら、あなたいたの?」


おい、泳ぐ前に何回か目が合ったのに、私は蜻蛉か?

 


とにかく、
私より年配の女性の言動は不意打ちかつ自由である。
そして、いずれ私も。


 

 

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探したらあった小鰯の梅干し煮(赤矢印)

 

 

 

 

 

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