温泉の効力

 昨日我が県も緊急事態宣言が要請された。
そして、夫が参加している小学校関連のボランティア活動が中止になった。
教育委員会からは何もお達しが出てないし、屋外での活動だったので、
それを聞いて夫は不承不承だった。
私も大いにがっかり。
折角のひとりのびのび、自由に過ごせる日が無くなったのだから。
いや別に夫がいると不自由も束縛もないのだが、
絶えず動いていないと死ぬとでも思っている夫が、
傍で何やらわちゃわちゃやってるとこちらの気分もわちゃわちゃになる。

案の定、中止と決まったら私がまだリビングでまったりしているのに
窓を開け放し掃除を始めた。
夫の掃除は家事を一部担ってる感をアピールするためのパフォーマンス。
よく言う四角い部屋を丸く掃除機をかけるだけ。
それも、一階部分のみ。拭き掃除が必要なところは完全無視。
なので、お陰様で私の家事負担が減るという感覚はない。

まぁ、餅屋は餅屋で他の部分は夫におんぶにだっこなので
えらそーなことは言えないが・・・。
そして、掃除が終わると木工道具を出してきて、
キィ~ンという機械音を轟かせながらしょうもない何か作り始めた。

あぁ、静寂と寛ぎがほしい。


夕方近く、木工作業に区切りをつけた夫はウォーキングに。
その間に夕飯の準備をして、夫の帰宅を待ち温泉へ。


温泉は不要不急の外出と思っている人が多いのか、
ただ平日だからか、貸し切り状態のような人の少なさ。
大浴場でゆったり浸かりながら、自然と
あぁ、し あ わ せ と言葉が漏れる。


そして、
コロナ禍で、数少ない友達とは会えないけど、
旅行も行けないけど、映画も舞台も今は遠ざかっているけど、
買い物意欲もなくなったけど、
コロナが収束するまでは、

まぐろのような夫とこのように過ごす以上に
何を望むことがあろうか? しんみり

と、こんな思いにさせる「がら空き温泉の効力」は凄い。
これからは夫婦円満のためにも
時間があれば空いていると予想して温泉に行くぞと決めた私であった。

 

 

 

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ホームベーカリーを買う。

朝、焼き立てのパンを食べるなんて、

でき主婦みたい。

 

 

 

 

 

 

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