週末、娘が帰ってきた。
なんでも在宅ワークで人と直に接していないので、
誰かと会ってリフレッシュさせたかったとのこと。
私と会ってリフレッシュできるのなら、
私はどうやら毒親ではなさそうだ。
いつも通り、我が家に来る前に三宮で落ち合う。
まず韓国料理店でランチをする。
この時の若い韓国人女性店員さんの接客がすごく丁寧で感心した。
それで思い出したのが、スペインのレストランで出会った若い韓国人男性だ。
こちらがオーダーに困っていると、その彼はすごくさわやかに助けてくれた。
女性店員さんの日本語のたどたどしさを思うと在日が浅いと思うし、
スペインで出会った若者は韓国在住だと言っていた。
彼らも幼い時から反日教育を受けていたのだろうか？
外交や政治的な事実と実際に出会って感じたもののギャップに戸惑う。
ランチの後は、ショップをブラブラ。
もう一つ欲しいと思っていたリーディンググラスを買う。
石田ゆり子さんがつけてるような丸みのあるフレーム。
娘が勧める理由として、私がそれをつけると
頑張って石田ゆり子さんを真似てると思われない、
痛く見える手前のお洒落で今っぽいフレームだそうだ。
今持ってるタイプと違うデザインが欲しかっただけだが、
なぜか選ぶ理由が痛く見えるかそうでないか。
BBAの眼鏡選びもそれなりに気を使わなければならない。
あとはソーシャルディスタンスが保たれているスタバでしゃべくり、
モロゾフで美味しいモンブランを頂き、
デパ地下でお刺身と梅の花のお弁当を買って帰る。
その夜、朝からボランティアして温泉に行っていた夫と3人で、
ボルドーを一本空けた。
翌日の日曜日。
夫の奢りで、回らないお寿司屋さんへ。
娘が夫に観葉植物を飾るスツールの作成を依頼していた。
こういう木工に関わる依頼には一応困り顔をしながらも
すこぶる上機嫌になる夫。
リフレッシュの為と言って実家に帰ってくる娘。
いやいや、クール君も見送り、会話もそれほどない
倦怠期を通り越して、お互い空気のような存在の夫婦には、
娘の帰宅こそがリフレッシュそのものだった。
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