愛犬を見送って

クール君を見送って

心にぽっかり穴が開いている。
悲しくて寂しくてつらい。

 


クール君が居て当たり前だったリビングは、
今はだだぴっろく感じ、

 


そんなリビングに目をやるたびに、
あぁ~クール君はもういないんだと
喪失感で胸が締め付けられる。

 

 

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保護犬だったクール君は、
何事も控えめな優しい性格だった。

 


うちに来る前は
どんな環境で育ったのか知るすべもないが、

 

保護団体の人に教えられたのは、
町で放浪しているところを交番に預けられ、
一週間過ぎても飼い主が現れず、

保健所行き寸前で保護団体が引き取ったとのこと。
交番から引き取る時のクール君はガリガリだったそうな。

 

 

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そんな短い間にしろ野良の経験をしていたはずなのに、
口のきれいな子で、人間の食べ物を決して欲しがらず、
旅先の犬同伴ホテルでの食事の時は、
私たちの足元で大人しくステイして、
食事が終わるのを待つことができる子だった。

 

 

認知症になって夜鳴きに悩まされた期間もあったが、
病気になる前は、クール君はひょっとして声帯が
おかしいのでは?と疑いたくなるほど
吠えることがなかった。

 

 

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あんちゃんと。

 

 

車に乗るのが好きで、
よく後ろの座席に乗せて出かけたが、
あまりに大人しすぎて、
途中クール君を乗せているのを忘れるほどだった。

 

クール君と名付けたのは、
ちょっとつれない子だったから。


クール君がしっぽを振ってくれるのは、
私たちが3時間以上の留守から帰った時と、
(3時間以内だと一瞥ぐらい)
お散歩に行く時ぐらい。

 

家族に対してこんなだから、
近所の人がいくらちやほやしてくれようが
しらんぷり。


まさしくクールな子だったから。


そんなクール君も自分の足で立てなくなった時
私の両足の間にクール君を挟んで立たせて、
クール君ををささえながらおむつを替えようとすると
しっぽを振ってくれていた。


クール君なりにありがとうって言ってくれたのかな?


と、こんなことをしたためながら、

キィボードを打つ手が止まると
出るのはため息ばかり・・・。

 

ここしばらくはこのつらさに耐えるしかないけど、


あぁ、つらい。

 

 

 

 

 

 

 

 

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