可哀想だったお嫁さん

 先日、我が家の小さな庭に夫が植えていたほんの少しの
ジャガイモの収穫に孫が来た。(二回目)
夏休みの観察日記にと、夫のパワハラっぽい提案の為に。


前回は息子と孫だけで来たが、今回は息子はゴルフなので、
お嫁さんが電車で連れてきた。
いつものお嫁さんからして、
夫に車での迎えの打診がないのがなんとなく違和感だった。


夕飯時、お嫁さんに何気に、
「今日は仕事は休みだったの?」と聞いた。
よく平日の勤務を土曜日に振り替えていたから。
すると、「仕事は辞めました。」とあっさり。
思わず「なんで?」となった。
「きつかったです。」
咄嗟にそれは嘘だと思ったが、それ以上聞くのは憚られた。

 

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唐突に昨日の夕飯 舌平目のムニエル、チンジャオロースと


2017年に脳梗塞で倒れたお嫁さん。
その後遺症で今も右半身が痺れているらしい。
当初は言葉と右手にも後遺症が残ったが、
それを着実に克服している。

 

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大好きな万願寺ししとう



そんなお嫁さんに昔の上司から仕事のお声掛けがあった。
もちろんお嫁さんの病気のことを重々承知でのお声掛けだった。
まだ低学年と幼稚園児の子供たちの事は気がかりだが、
延長保育や学童の手配をし、お嫁さんなりに万全を期して
仕事を引き受けた。


そんな報告を受けた時、
夫婦で話し合い納得し合って決めたなら、
後は頑張るしかないねとエールを送った。
とはいえ、まだ少し後遺症が残っている体、
健常者の倍は疲れると思うから、頑張り過ぎないようにねとも。


お嫁さんは社会に出て仕事が出来るということは
とても嬉しかったと思う。
生き生きとしたようにも見えた。
子供の成長に合わせて

正社員の道も思い描いていたのではと推測する。


6月にメールした時も、
仕事を辞めるなんてことをおくびにも出さなかった。
6月に息子と孫が泊まっていった時も
息子からその件については何もなかった。


思うに、雇用契約の更新がされなかったのだろう。
精一杯頑張ったお嫁さんにしたら想定外だったかも。


時々、自分のことは高~~い棚に上げ、
いまいち気の利かないお嫁さんだとブー垂れる私だが、


この件はお嫁さんが可哀想でならなかった。

 

 

 

 

 *一番大事な部分で誤字をしてしまいました。

     訂正しました。

 

 

 

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